韓国映画「ビニールハウス」のイ・ソルヒ監督についてです。
彼女が来日し、2月29日の上映イベントに登壇するということで、彼女のプロフィール、経歴と、ビニールハウス含め代表作をまとめました。
彼女はなんとなく、木南晴夏さんに似た雰囲気ですね。
容姿も魅力的で日本でもヒットの予感がします!
そんなイ・ソルヒ監督について気になるかたはぜひ最後までお読みください!
イ・ソルヒ監督のプロフィール
最初に彼女はどんな人か、プロフィールを確認してみましょう!
年齢について
彼女は1994年生まれの29歳の若い監督です。
日本で若手の監督といえば、次の3名が思い浮かびますが、彼らに比べてもだいぶ若いことがわかりますね。
- 深田晃司監督:44歳
- 西川美和監督:49歳
- 李相日監督 :50歳
そういえば、昨年韓国では年齢の数え方を国際基準に基づいた、つまり、日本と同じ満年齢に統一し、5,000万人ほどが若くなったということで話題になりました。
韓国では今まで数え年齢が使われていたので、同じ誕生日でも日本人より1歳年上だったわけです。
韓国は、儒教の影響で年功序列が染み付いていて、女性に年齢を聞くのは失礼に当たりません。
寧ろ、社会的に必須の情報として年齢は聞かなくてはならないという価値観を持っています。
観光ではそういう場面はないと思いますが、私が仕事で韓国に行った時は必ず年齢を聞かれましたね。ご想像の通り歳を聞いた前後で態度が変わります。
そんな韓国人にとって、年齢の数え方が変わるというのは一大事だったでしょう!
出身校は映画アカデミー
彼女は「映画アカデミー」を卒業しています。
韓国映画アカデミーは韓国の名門映画学校で、「スキャンダル」で有名なイ・ジェヨン監督や、「殺人の追憶」で有名な有名なポン・ジュノ監督らを輩出しています。
韓国の映画の街である釜山にある国立の専門学校で、映画人材を育てることに特化した学校です。
日本にも日本映画学校や東放送学園など私学の映画の専門学校はありますが、国立というところが特筆すべき点でしょうか。
韓国の、映画に対するスタンスが伝わってくるエピソードですね。
経歴について
続いて、イ・ソルヒ監督の経歴を調べてみましょう!
横顔の方が木南晴夏さんに似ていますね。
イ・ソルヒ監督の父も映画関係者
彼女の父親も映画関係者だったそうで、イ・ソルヒ監督は幼い頃から当然のように映画に触れて育ちました。
彼女にとって映画はあって当然の存在だったのですね。
小中学校は日本と同じく義務教育ですから当然卒業していますが、いわゆる高校には進学していないそうです。
理由は分かりませんが、海外と韓国を行き来する生活を送っていたそう。
もしかしたら父親の仕事の関係でそのような生活をしていたのかもしれませんね。
その後、日本でいう大検(今は高卒認定試験という)で大学に進学しました。
大学卒業後映画アカデミーへ
彼女は大学で、メディア関係の学部を専攻していました。
在学中から映画制作を行なっていたようです。
その大学を卒業後に、映画アカデミーへ進学しました。
映画漬けの学生生活を送ってこられた方なのですね!!
家庭環境もあり、彼女にとって映画は生活の一部のようにあって当然のものなのかもしれませんね。
ビニールハウスで、新人監督として3冠
そんなイ・ソルヒ監督の話題作、「ビニールハウス」は釜山国際映画祭で新人監督としては異例の3冠(CGV賞、ワッチャ賞、オーロラメディア賞)を達成しています。
さらに、韓国の映画界では青龍映画賞、大鐘賞で新人監督賞にノミネートされ、昨年の一番の話題作となりました。
そんな話題作が日本上陸ということで、3月15日の公開が楽しみですね!
なお、先行試写会のコメントがありましたので掲載しておきます!
代表作について
最後に、彼女の監督作品について確認しておきましょう!
長編映画としては今回の「ビニールハウス」が初めてで、他の公開されている作品は短編映画のようです。
それではそれぞれ見てみましょう!
ビニールハウス
「ビニールハウス(原題:비닐하우스 )」はイ・ソルヒ監督初の長編映画です。
タイトル:ビニールハウス
公開 :2022年
年齢 :R-15
時間 :100分
2月29日の先行上映会では、イ・ソルヒ監督と主演の俳優キム・ソヒョンさんが登壇します。
どのようなトークショーになるのか楽しみですね!
できること
「できること(原題:할 수 있는 것 )」はイ・ソルヒ監督の15分の短編映画です。
タイトル:できること
公開 :2021年
年齢 :ー
時間 :15分
あらすじ
主人公チャンウは自殺しに山に行って、完璧な自殺場所を発見する。その場所の所有者であるヨンイルに出会い、自分に自殺場所を売ってもらおうとするが。。。
似ているもの
「似ているもの(原題:닮은것들 )」はイ・ソルヒさんが監督、脚本、編集を行った短編映画です。
タイトル:似ているもの
公開 :2021年
年齢 :ー
時間 :15分
あらすじ
死別した妻の初節句の日、ヨンボクの二人の息子が家にやってくる。久しぶりに会った三人の父子が祭壇を準備するが、長男のキソクはヨンボクが頼んでいた梨を忘れて買ってこなかった。ヨンボクはギソクを責め、二人が大喧嘩を始めた。父と兄の喧嘩に疲れ果てた二男のユソクは、梨を買いに行くが、早朝に開店している店はなかった。妻が一番好きだった梨を諦められないヨンボクは、二人の息子に隣の梨畑に行くように言いうが。。。
アリの墓
「アリの墓(原題:개미무덤 )」はイ・ソルヒさんが監督と脚本を務めた短編映画です。
タイトル:アリの墓
公開 :2021年
年齢 :R-15
時間 :26分
あらすじ
9歳のドジンはアパートで一人で過ごす時間が多い。ある日アリの墓を作って裏庭に行って殺人現場を目撃し、凶器で使われた血まみれのレンガを家に持ち帰る。子供の目で見た学校暴力、いじめ、殺人など予測不可能のミステリー
その夏の終わり
「その夏の終わり(原題:그 여름의 끝 )」は2017年に彼女が監督を務めた映画のうち初めて公開された映画です。
タイトル:その場の終わり
公開 :2017年
年齢 :ー
時間 :16分
あらすじ
小学4年生の主人公ジャジャオは、もうすぐ行われる学芸会でリコーダーを吹きたい。 しかし、誰もジャジャオの言うことを聞いてくれない。彼女は自分なりの方法で、気に入らない現実に対応する。温かくてかわいい音楽成長物語
まとめ
ここまで映画「ビニールハウス」のイ・ソルヒ監督についてみてきました。
最初に彼女のプロフィールを確認し、1994年生まれの29歳、韓国映画アカデミー出身の若手監督であることを紹介しました。
次に経歴を調べ、父も映画監督だったこと、中学卒業後は韓国と海外を行き来する生活をし、日本でいう大検で大学に入学、卒業後、韓国映画アカデミーにて映画を学んだことを紹介しました。
最後に、彼女の監督作品5作、ビニールハウス、できること、似ているもの、アリの墓、その夏の終わりの概要とあらすじを紹介しました。
3月15日の「ビニールハウス」の公開がするのが楽しみですね!イ・ソルヒ監督これからの活躍にも期待しましょう!
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